「先輩や上司には相談しやすい雰囲気が求められている」「若手教員は、生活・学習指導と保護者対応で悩んでいる」。東京都教育委員会の「教職員のためのコミュニケーションガイドブック」にはそんな記述も=都教委のホームページから
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 各地の教育委員会や文部科学省が、公立学校の若手教員の支援策を次々に打ち出している。学校現場では、新卒でも学級担任など責任の重い業務を担うことも多く、サポートが不十分な状態に置かれて心を病むケースが後を絶たない。若手支援の強化が喫緊の課題となっている。

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 「教育実習で行った小学校が『1倍速』だとしたら、赴任した学校は『3倍速』だった」。昨年、関東地方のある県に教員として採用されながら12月で退職した男性(24)は言う。

 実習校は小規模校で、他の教員も丁寧に教えてくれた。だが、教員として赴任した学校は大規模校。職員室に教員は多いが、「パソコンに向かう背中が『忙しいので声をかけないで』と言っているようだった」。

退職を考えている教員2年目の女性にも話を聞きました。記事後半では、若手の離職・休職に悩む自治体が打ち出している対策や、国が検討している支援策も紹介します。

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■怒濤のような4月の忙しさ…

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